初期の生徒さんの集まり&絶対音感のお話

久しぶりの投稿になります。覗いて頂いた方すみません。

 昨年の夏にも、一度初期の生徒さんが集まって、楽しいひと時を過ごしたのですが、すでに結婚してママさんになっている方もいらっしゃって、そのうちの1人が海外の方とご結婚されて、ちょうど実家で10月に出産するとの事で里帰り、前回は産まれる前に、今回は2月始めには海外に戻ってしまうとの事で、その前にもう一度みんなに会いたいとのことで、1月27日に実現しました。
この時期、インフルエンザやお正月の疲れも重なり、ドタバタしながら全員集合と言うわけにはいかなかったのですが、集まってくれました。

 ママさんにもなっている方もいらして、やはり子供の話が良く出ました、その中でも子供がお腹にいたときや、産まれる時のことを覚えている!?大きくなるにつれてそのときの記憶は、なくなるようなのですが、3歳くらいになった時に「産まれた時の事、覚えてる?」って質問したママさんがいて、「・・・暗い穴を抜けて、肩が引っかかって・・・」以外とリアルな話をしたと話題になりました。もちろんみんなが覚えているわけでもなく、聞かれることを嫌がる子もいますので、あまりしつこく聞いてはいけないそうです。

 そこで、子供はいつから音や声を聞いているかの話しですが、生命がお腹にできた時から?!そのあたりはまだ解明されていないのですが、よく「お腹の中で動き出した!」と言う時期がありますよね。そのときはすでにお母さんを通して、外の音を聞き始めています。
ちょうど昨年出産されたママさんが、「ピアノを弾くとよく動いた」なのに、産まれてきてからは同じ曲弾いても反応しない?!・・・たぶん、お腹にいるときは、まだ何も見えずに、音しか感知するものが無く、集中して聞けたのでしょう。産まれてくれば、音だけでなく、たくさんの顔や風景、匂い、温度・・・・体に感じるものが増えてきて、いろいろ興味が出てくる、自分も何かを訴えるために、泣いたり、声を出したり、体を動かしたり、お腹の中にいるときは、勝手に栄養も取れたのに、今度は自分で訴えてミルクを頼まなくてはならない!要は世間に出てきたとたん、赤ちゃんも忙しいのです。

 でもその中でも、一生懸命いろんなものを吸収して行く時期でもあります。

 話を戻しますが、お腹に生命ができたときから、音楽も聴きだしていると考えて良いと思います。なので是非、妊婦さんになった時から良い音楽をたくさん聞いてください。クラシックとも限らないですが、自分が好きなものでよいと思います。

 絶対音感はいつ付くの?

一般的には、2~3歳までと言われています。
以前、「子供に絶対音感つけたいのですが・・・」とお電話を頂いたことがあります。思わずなぜなのかしら?「絶対音感があるほうが有利だと聞いたので・・・」 いろいろしらべたのですが、自分で調弦する楽器を扱っている人には有利ですが、必ずしも絶対音感を持っている人が、音楽で成功しているとは限らないと思います。あまりにも鋭く身についている人にとっては、逆に全ての音がわずらわしく感じることもあります。

 実は、赤ちゃんが産まれての第一声「オニャーオニャー」と鳴く声は、440Hz、音楽の音で言うと「A」ドレミファソラシドでいう、「ラ」の音です。これは地球上で聞こえているの基本の音・・・と言うことは、すでにみんな、生まれた時から人間は音の識別能力を持っているのではないでしょうか?子供が産まれた時の話にあったように、小さいときは覚えていても忘れていったのではないでしょうか?

 なので、お腹にいるときから、良い音楽を一緒に聞いて身に付けさせてあげると、忘れずにいられるかもしれません。これは私個人の意見ですが、なるべく電子音ではなく、生の楽器の音を聞かせてあげたほうが良いと思います。電子音はどうしても合成的に作られたものも含まれているので、正しい音色が伝わらないことも多いように思えます。とはいえ、なかなか難しいですね。

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